登山を始めてから低い里山から3000m級の北アルプスの山などいくつかの山々を登ってきました。
滅多に友人と休みが合わなくて日帰り登山しかしたことがありませんでしたが、今月は休みが合い登山に2日間使えることが判明。
そこで悩んだのが、どの山を登るのか。
当初は北アルプスで初山小屋泊にチャレンジをする予定でしたが、夜中出発すれば富士山まで行けるのでは?とふと思い。
交通にかかる時間と費用を計算してみると行けないことはない!!行くぞーっ!ってな感じになり山小屋泊は諦め富士登山に決定。
富士山について調べてみるとルートが4つあり、登山口によってはマイカー規制があるとのこと。
できれば車で登山口まで行き、自分たちのペースで登りたかったのでマイカー規制のない御殿場ルートを調べると、登りのタイムが7時間半で下りは3時間のロングルートで普通なら1泊コースらしい。
でも、次の日の夕方には石川県に戻らないと行かなかったのでその日には下山したい。
となると前日夜中に石川県を出発し、到着次第仮眠をとって日帰りで御殿場ルートを登下山するという計画を立て、下山後は1泊し次の日早々に帰宅することに。
少し強行ではありますが、そう何度も富士山には行けないので4大ルートの中で1番ロングルートを若いうちに登っておきたいという気持ちが強く、今回の登山計画となりました。
富士山の登山記録
山の概要
富士山(ふじさん、英語:Mount Fuji)は、静岡県(富士宮市、裾野市、富士市、御殿場市、駿東郡小山町)と、山梨県(富士吉田市、南都留郡鳴沢村)に跨る活火山である。標高3,776 m、日本最高峰(剣ヶ峰)の独立峰で、その優美な風貌は日本国外でも日本の象徴として広く知られている。数多くの芸術作品の題材とされ、芸術面でも大きな影響を与えた。懸垂曲線の山容を有した玄武岩質成層火山で構成され、その山体は駿河湾の海岸まで及ぶ。
古来霊峰とされ、特に山頂部は浅間大神が鎮座するとされたため、神聖視された。噴火を沈静化するため律令国家により浅間神社が祭祀され、浅間信仰が確立された。また、富士山修験道の開祖とされる富士上人により修験道の霊場としても認識されるようになり、登拝が行われるようになった。これら富士信仰は時代により多様化し、村山修験や富士講といった一派を形成するに至る。現在、富士山麓周辺には観光名所が多くある他、夏季には富士登山が盛んである。
日本三名山(三霊山)、日本百名山、日本の地質百選に選定されている。また、1936年(昭和11年)には富士箱根伊豆国立公園に指定されている。その後、1952年(昭和27年)に特別名勝、2011年(平成23年)に史跡、さらに2013年(平成25年)6月22日には関連する文化財群とともに「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の名で世界文化遺産に登録された。日本の文化遺産としては13件目である。
「富士山」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2015年12月25日(金)07:48
登山ルート
御殿場口新五合目を出発し、御殿場ルート(富士山南東側から山頂を目指すルート)から山頂を目指しました。
駐車場
御殿場口新五合目に500台停められる駐車場があります。
他の登山口ではマイカー規制されていますが、御殿場口では規制されていないので御殿場市街または富士宮・裾野方面から「富士山スカイライン」を通って行くことができます。
GoogleMapsで位置を確認
山名 | 富士山 |
標高 | 3776m |
天候 | 晴れ |
人数 | 2人 |
登山口 | 御殿場口 |
コースタイム | 山頂(剣ヶ峰)まで 7時間40分 下山 2時間37分 |
アクセス/駐車場・駅 | 車/御殿場新五合目駐車場 |
登山装備/持ち物 | 登山装備/持ち物リスト一覧へ |
感想/コメント
御殿場新五合目
御殿場口新五合目駐車場夜中の2時頃駐車場に着きましたが、第二駐車場はすでに8割くらい埋まってました。車の中で仮眠し、5時半に起床準備し6時に出発しました。
大石茶屋
登り始めてから約10分で大石茶屋に到着、まだ開店前でした。
二ツ塚・幕岩方面へのハイキングコースと分岐します。
ここから日を遮ってくれる植生がほとんどないため、熱中症に注意が必要です。
さらに火山砂利の緩やかな登り延々と続きます。
次郎坊
ここで一旦5分ほど休憩しました。
慣れない火山砂利の上を歩くのは足にじわじわ負担がかかります。
標高2,000m
六合目小屋(休業中)
2014年現在は休業中です。
六合目小屋手前では雲海の絶景を拝むことができました。
標高3,000m
3000m付近から空気が薄くなってきたのを実感。
重たい足が更に重たくなりました。
七合目(日の出館)
この辺りから股関節に痛みを感じ始め、厳しい我慢の登山になり.友人とはここで別行動になりました。
わらじ館(七合四勺)
赤岩八合館(七合九勺)
この山小屋は、ご来光スポットらしいです。看板と鐘?あと長いベンチが設置してあります。
ここまでトイレがありませんでした。
私は尋常じゃないほど汗をかいたのであまりトイレはしたくなりませんでしたが、御殿場ルートを登る際は、携行トイレを持参したほうがいいと思います。
御殿場口山頂(銀明水前)
ここが山頂だと思って頑張ってきましたが、ここは最高峰ではありません。
ここから少し登ると銀明水や浅間大社奥宮(改修工事中)、富士館、山頂郵便局がありました。
友人に山頂でラーメンでも食べて待っていると約束していたので、ここから友人捜しを始めます。
始めての富士山なので何処でラーメンが食べられるのか分からず、30分以上捜しましたが見つかりません。
そういえば山頂に着いたらと言っていたので、剣ヶ峰に行ってみることに。
剣ヶ峰
御殿場口山頂から30分歩いたところに最高峰の剣ヶ峰があります。
山頂手前には、最後の急斜面が待っています。疲れた体にムチを打って登りました。
結局ここにも友人はおらず、せっかく来たので1人で写真を撮ることにしました。
また御殿場口山頂まで戻り休憩していると、私が向かった方向の逆から友人が登場。
聞くと吉田・須走口山頂付近に山口屋、扇屋、東京屋と複数店舗が並んでいるとのこと。
まさか山頂(剣ヶ峰)と逆方向に行ってるとは思わずかなりのタイムロスをしてしまいました。
下山(大砂走り)
下山道六合目で宝永火口への分岐を過ぎると大砂走りという下山専用の道にかわります。
ここからフカフカ?な黒い砂礫が堆積していて、大きな岩も少ないので、走って下れます。
ほぼほぼ真っ直ぐな道を走るっていうより飛んでる感じでした。
なるほど!登りは7時間以上かかるのに半分以下の時間で下山できるのはこの事かと思いましたね。笑
しかし、ここで思わぬトラブルが!砂礫が細かいので靴の中に入るわ入る。
200メートル進んでは靴を脱ぎ砂礫を取るという始末。
友人はというと止まる事なく一気に下山。
あっという間に見えなくなりました。
友人は何故スイスイ下山できたのか…それはゲイターをしていたから(涙)
私はゲイターを持っておらず、下調べ不足。
それでも3時間もかからず下山することができたので、ゲイターを着用し、更に健脚の方はもっと早く下山できると思います。
まとめ
御殿場ルートは日を遮るものがないので熱中症、日焼け対策が必要。
また、七合目まで山小屋もトイレがないので携帯トイレを持って行くことをお勧めします。
下山時はゲイター必須!!ハーフパンツを履いている人はスパッツも必須です。
御殿場ルートはとにかく長いです。水分を十分持ち、安全登山に心掛けて下さい。
※当ブログの情報による事故や損害、トラブルが生じた場合一切責任を負いかねます。登山は自己責任で安全に行ってください。
フォトギャラリー
- 富士山 標高3776m
- 御殿場新五合目
- 大石茶屋
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- 標高2000m
- 雲海
- 新六合目
- 七合目
- わらじ館
- バイオのトイレ
- ベンチ
- 御来光觀拝之好適地点
- 御殿場口山頂
- 火口
- 銀明水
- 頂上富士館
- 頂上浅間大社 奥宮
- 剣ヶ峰
- 大砂走り